なぜ犬は『嬉ション』するの?理由や対処法を徹底解説!

犬の嬉ションとは?
犬が興奮した時に、おしっこを漏らしてしまうことを「嬉ション」と呼びます。
犬のテンションが上がった時に起こると言われてるので『嬉ション』と呼ぶのでしょう。
犬が嬉ションをする理由
では、なぜ犬は嬉ションをするのでしょうか?
犬は嬉しいことがあると、興奮や喜びの感情から背中が丸まり、お腹を圧迫することにより、失禁しやすい体勢になったり、仰向けでお腹を見せる体勢になることにより、体の力が抜けて、溜まっていたおしっこが漏れてしまうと言われています。
嬉ションは、犬の最上級の服従と興奮を表し、専門的には『服従排尿』『興奮排尿』と呼ばれます。

犬が嬉ションをする時
犬が嬉ションをする時はいくつかのパターンに分けられます。
ここでは犬が嬉ションをするのはどんな時かご説明します。
飼い主さんが帰ってきた時
飼い主さんがお家に帰って来た時に、愛犬は喜びのあまり嬉ションをしてしまうことがあります。
犬によっては、お留守番をしている時におしっこを我慢してしまう子もいるので、そんな子は嬉ションをしやすい状態になっています。
また、分離不安からくる精神的な問題で嬉ションをしてしまう子もいます。
嬉ション自体は病気ではありませんが、興奮していない時にもおもらしをしてしまう場合は、嬉ションではなく、排尿異常、神経系の病気の可能性があるので、病院に連れていってあげてください。
来客があった時
人間に好意的な犬の場合、突然の来客で興奮してしまう子もいます。
もし、お客さんの服を汚すような事になっても困るので、あまり癖になっているようならオムツをするなどの対策が必要です。
また、飼い主さんの仲の良い友達など、愛犬とも顔見知りで、愛犬から好かれている人と会った場合、外でも嬉ションをしてしまう場合もあります。
愛犬が嬉ションをした時に、トイレトレーニングの失敗だと感じる飼い主さんもおられますが、普段のおしっこと興奮した時に起こる嬉ションは全く別物だと思ってください。
普段のトイレをする時は、周囲の匂いを嗅ぎ、排泄の準備をします。しかし、嬉ションの場合は、喜びからくる突発的な反応なので、トイレトレーニングがあまり関係ないのです。
嬉ションを治す方法
興奮させすぎない
帰宅後に愛犬にすぐ構うと、嬉しさのあまり興奮して嬉ションに繋がりやすくなります。
対処法としては、帰宅後すぐに構うのではなく、しばらく無視をして、愛犬が落ち着いてから構うようにすると興奮を抑えることができます。
また、愛犬を落ち着かせる方法として、『おすわり』や『まて』などのコマンドで指示を出し、興奮を鎮めるのも有効です。
オムツをする
来客時は、他の人の服を汚したりしないようにオムツをしておくのも良いでしょう。

まとめ
嬉ションは、成長途中の子犬の時期やチワワやトイプードルなどの小型犬に多いと言われています。
嬉ションの対策としては、とにかく『興奮させすぎない』ということが大切です。
大人になったら収まる場合も多いですし、あくまで、飼い主さんと会えたことによる嬉しさからの行動なので、寛大な心で接してあげてくださいね。