犬の散歩を安全に!色々な危険から愛犬を守ろう!

愛犬をお散歩する際、気をつけないといけないことがたくさんあります。
安全なお家の中と違い、外には危険がいっぱいあります。
飼い主さんが注意して、愛犬を安全にお散歩させてあげましょう。
温度と湿度
犬の体は毛に覆われており、汗腺も鼻や足の裏などの限られた部位にしかありません。
そのため、外の気温が高い時は体温の調整が大変です。
犬は、暑くなれば口を空けて『ハアハア』と大きく細かく呼吸をして体温調節をします。
しかし、外の気温が高く、湿度も高いという状況では口から息を吐いて、外に熱を出すことが難しくなります。
また、単純に犬は地面を歩くので、アスファルトの照り返しを直にくらいます。
あまりに暑すぎると脱水になる恐れもありますので、常に水は飲めるようにしておいてあげてください。
外敵
外をお散歩する時は、寄生虫や病気の感染などに気をつけましょう。
蚊
犬を飼っている方なら、定期的にフィラリアの予防をしていると思いますが、蚊はフィラリアを媒介する虫です。
蚊に刺されると痒みだけではなく、血を吸われる時に蚊の体液を注入されることによって、フィラリアの幼虫を移されることがあります。
その後、フィラリアの幼虫は体内を巡って成長し、長い糸のような成虫になります。
それが増殖すると血管を詰まらせて病気を誘発します。
5月以降の蚊が増える時期にはフィラリアのお薬を毎月飲ませていると思いますが、なるべく蚊に刺されないようにできると良いですね。
ノミ、ダニ
お散歩をした時、公園などで遊んだ時、よその犬と接触した時は、ノミやダニに注意しましょう。
ノミやダニに寄生されることにより、血を吸われたり、卵を産みつけられたりして繁殖し、皮膚疾患を起こします。
更に、別の病原菌や寄生虫を媒介させる恐れもありますので、こまめに毛や皮膚の状態を見てあげましょう。
もし、見つけたら、手では取り除ききることは難しいので、専用の薬やシャンプーを使って駆除するようにしてください。
病原菌
道端というのは色々な物が落ちていますよね。
ゴミや食べ物、タバコの吸殻は注意できても、病原菌は目に見えません。
毎年ワクチンを摂取していればあまり大事にはなりませんが、犬は素足で外を歩き、その足を舐めたりします。
強い下痢を起こす『パルボ』や、神経系に悪影響が出る『ジステンパー』、犬猫固有の『コロナウイルス』など、道端や空気中は様々な細菌やウイルスないっぱいあります。
外から帰ってきたら、手足だけでなく、全身を綺麗に拭いてあげてくださいね。
有毒な植物
お散歩をしてると、愛犬が道端の草や花を食べようとすることがあります。
しかし、道端には犬の体に有害な植物がいっぱいあります。
- アサガオ
- スイセン
- アジサイ
- スズラン
- チューリップ
- アロエ
- ソテツ
- ワラビ
- イラクサ
この辺りは普通にその辺に生えていたり、植えてあったりします。
嘔吐、下痢などの中毒症状を起こしてしまうこともありますので注意してください。
お散歩は犬にとっても非常に楽しいものですが、犬の体に良くないものもたくさん潜んでいます。
健康のためにもお散歩は良いことですが、なにかが原因で体調を崩したりすることのないように、飼い主さんが責任を持って確認してあげてくださいね。