
【初めてのフレンチブルドッグ】これからのお迎えに備えて『性格、飼い方』まとめ
目次
ぺちゃ鼻と呼ばれる可愛らしい顔、バッドイヤーと呼ばれる大きな耳とがっしりした体格で抜群の人気を誇るフレンチブルドッグ。
JKC(ジャパンケネルクラブ:純粋犬種の犬籍登録や血統書の発行などを行う団体)が発表している『犬種別犬籍登録頭数』でも、常に上位(2017年9位、2018年8位、2019年5位)にランクインする人気の犬種です。
今回はフレンチブルドッグを飼いたいと思っている方や、フレンチブルドッグを既に飼っていて、今以上にフレンチブルドッグと幸せな生活を遅れるように、特徴や性格などをご紹介します。
■フレンチブルドッグの身体の特徴
フレンチブルドッグは非常に筋肉質で身の詰まったがっしり体系です。
そして、フレンチブルドッグは鼻が短い『短頭種』なので、呼吸がしづらいため、暑さに大変弱い犬種です。高温多湿の日本で飼育する際には、十分注意する必要があります。
また、コウモリが羽を広げたような形の耳はバッドイヤーと呼ばれています。
毛の色は、ブリンドル・クリーム・ハイド・フォーンの4種類が代表的です。ブリンドルは黒ベースの『ブラックブリンドル』茶系の毛色がベースの『タイガーブリンドル』の2種類あります。
フレンチブルドッグの体重は成犬で8kg〜15kgほどになります。
わんちゃんといえば長い尻尾を振っている姿を想像する方も多いと思いますが、フレンチブルドッグの尻尾は生まれつき短く、尻尾を振ったりすることができないので、尻尾から感情を読み取ることができません。
■フレンチブルドッグの性格
フレンチブルドッグは明るく穏やかな性格で、たくさん遊びたがります。
元々はイングリッシュブルドッグかマスティフ系の血統なので、時々わんぱくな一面も出てきます。
また、フレンチブルドッグは表情豊かで顔に気持ちが出やすい可愛い犬種です。
■フレンチブルドッグの価格、お迎えの仕方
フレンチブルドッグはペットショップやブリーダー経由で出会えると思います。
フレンチブルドッグは需要に対して供給が少なく、相場は高めです。大まかな相場は15万円〜30万円ほどのようですが、ペットショップを回ると実際は60万円〜70万円ほどからスタートして、月齢が経つと30万円〜40万円ほどまで値下げをしているようです。
フレンチブルドッグは暑さな寒さに弱い犬種なので、飼いやすいほうの犬種ではありません。
しっかりとした心構えと準備をしてからお迎えしましょう。
フレンチブルドッグに限らず、犬を家族として迎える際には大きな責任が発生します。犬のいる生活を具体的に想像して、しっかりとした覚悟で迎える必要があります。
■フレンチブルドッグの飼い方→迎える準備
フレンチブルドッグはしっかりした体格に好奇心旺盛な性格も合わさって、わんぱくな犬種です。
しっかり遊んであげると喜びますが、夏場などの暑い日に遊びすぎるのは止めましょう。
呼吸がしにくくなってないかチェックしながら適切な運動量で遊んであげてください。
また、フレンチブルドッグの鼻の周りの皮膚はしわになっており、そのしわに汚れが溜まりやすいです。
散歩のあとなどには、こまめに拭いてあげるようにしましょう。
ちなみに、フレンチブルドッグは毛が短いですが、季節の変わり目に抜け毛が増えます。結構な量の抜け毛が発生するので、日頃から軽くブラッシングをしてあげましょう。
フレンチブルドッグはフードも結構食べると思いますが、食べさせすぎると太りすぎやすいです。
体格に惑わされず、適切な量をあげてください。
フレンチブルドッグがやってくる前の環境づくり
お迎えする準備として、フレンチブルドッグと暮らしていくために必要なものを準備し、フレンチブルドッグが安心できる安全な環境を作り、名前を決めます。
ご家庭にお子様がいる場合には、子犬にしてはいけないことや基本的な接し方を教えてあげておいてください。
【最初に揃えるものリスト】
- ケージやクレート
- トイレ
- ドッグフード
- 子犬の場合は缶詰などのウェットフード
- ブラシやウェットシートなどの衛生用品
■フレンチブルドッグのかかりやすい病気
フレンチブルドッグは短い鼻や大きな耳などで愛くるしい見た目ですが、他の犬種よりも注意が必要な病気があります。
フレンチブルドッグが健康に過ごせるようにしっかり勉強しましょう。
鼻腔狭窄(びくうきょうさく)
パグやフレンチブルドッグなど鼻(マズル)が短い犬種に多い病気です。
鼻の穴から続いている鼻腔と呼ばれる空間が狭くなり、呼吸が苦しくなってしまう病気です。
呼吸が苦しそう、鼻がグーグーと鳴るなどの兆候が頻繁に出てきたら獣医さんに相談しましょう。
口蓋裂(こうがいれつ)
フレンチブルドッグは先天的に口蓋裂になってしまうことがあります。
口蓋裂とは、上あごに亀裂が入り、鼻腔と繋がってしまうことです。
この場合、外科手術をする必要があります。
子犬の間に処置をするのが良いとされてますので、もし、フードをうまく飲み込めていなかったりするなら早めに獣医さんに相談しましょう。
皮膚病(アトピー等)
フレンチブルドッグは鼻の上にしわがあるなど、皮膚に関するトラブルが多い犬種です。
頻繁に身体を掻いたり、足を舐めていたら皮膚のトラブルを抱えている可能性があります。
皮膚が荒れていたら獣医さんに相談しましょう。
それに加えて、日頃からのケアも大切です。
まとめ
フレンチブルドッグは思わず一目惚れをしてしまう方が美女に多い犬種だと思います。
実際にウチにいるフレンチブルドッグも、見れば見るほど愛くるしく、人懐こい性格も最高です。
しかし、暑さに弱い、皮膚が弱いなど、他の犬種よりデリケートな一面もあります。
事前にフレンチブルドッグの特性を学ぶ事で、愛犬ちゃんとの幸せな生活を送る事ができます。
是非、前もって勉強し、よく理解した上でお迎えしてくださいね。