犬について学ぶ 犬の気持ち

愛犬家の夢【犬の多頭飼いのメリット・デメリット】と【犬同士の相性を見抜く5つのポイント】

多頭飼いをしたい!【犬の多頭飼いのメリット・デメリット】と【犬同士の相性を見抜く5つのポイント】

わんちゃんを飼い始めると、ペットショップや動物病院、ペットサロン(トリミングサロン)、日々の散歩、色々なところで色々なわんちゃんと出会うことが増えますよね。

そうなると『あの子も可愛い』『あの子も飼いたい』と思う事も増えると思います。

しかも、おうちのわんちゃんは一人でつまらなさそうしていると、『一人で寂しそうだなー』『もう一匹いたほうが楽しいのかなー』と多頭飼いを考えたりしますよね。

インスタやTwitterなどのSNSでも多頭飼いしている愛犬家の方もたくさん見かけますし、実際にペットショップの方に聞くと、二匹以上の多頭飼いのご家庭は増えているらしいです。

飼い主さんにとっても愛犬にとっても、多頭飼いはいい事尽くめのような気がしますが、実際は多頭飼いの失敗談はたくさんあるのです。

■犬の多頭飼いのメリット、デメリット

一匹飼いから多頭飼いになった時には間違いなく環境に変化が起きます。

一匹も二匹もさほど変わらないと思うと大間違いです。

犬の多頭飼いのメリット

犬同士の社会性が育つ犬は本来、群れで生活をする動物です。

多頭飼いをすることにより、犬本来の群れでの生活ができるので、社会性や社交性が身につくのです。

遊び相手ができる犬同士で遊べるようになると、飼い主さんが留守の時にも寂しい思いをしなくて済むようになります。

犬の多頭飼いのデメリット

経済的負担犬の数が増えれば、その分、「えさ代」「病院代」「飼育スペース」が倍になるので、経済的負担が大きくなります。

犬同士が仲良くならなかった場合、部屋を分けたり、引っ越しの必要性も出てくるかもしれません。

散歩が大変多頭飼いを始めると散歩の手間も増えます。二匹一緒に散歩をするのも以外と大変ですし、分けて散歩をするのは、飼い主さんの時間や体に負担があります。

多頭飼いで一番大切なのは『犬同士の相性』です。

多頭飼いをしたい!【犬の多頭飼いのメリット・デメリット】と【犬同士の相性を見抜く5つのポイント】−2

多頭飼いの一番大事な「犬同士の相性」を見抜くための5つのポイント

犬同士の相性が良いとより幸せな生活ができますが、犬同士の相性が悪いと、ケンカをしたり、先住犬がストレスを抱えて体調を崩すこともあります。

人間も人間関係でストレスを感じるように、犬同士にも相性というものがあります。

実際に一緒に暮らし出すまでは相性の良し悪しは完全に分かることではわかりませんが、事前にある程度の下調べをし、多頭飼いする際の注意点を学んだ上で新しい子をお迎えしましょう。

1.犬の性格

まずは先住犬の性格を考えてみてください。

甘えん坊で、普段から飼い主さんにべったりのわんちゃんの場合、多頭飼いすると嫉妬で新しく迎えたわんちゃんに攻撃したりするかもしれません。

愛犬が飼い主さんに依存しているような状態の場合は多頭飼いには不向きだと考えられます。

また、問題行動の多いやんちゃな性格の子も多頭飼いには向いていないかもしれません。

散歩の際などに、他所のわんちゃんと仲良くできているかを観察してみてください。

2.犬種

新しくお迎えする犬種についてですが、基本的には先住犬と同じような犬種、同じような体格の子のほうが多頭飼いしやすいと感じると思います。

小型犬と大型犬などの組み合わせになると、体格差や運動量の差で色々な気遣いが必要となります。

3.犬の体のサイズ

犬には、小さくて動き回るものを見ると、思わず飛びかかってしまう習性があります。

上の項目でも書きましたが、チワワのような小型犬とゴールデンレトリバーなどの大型犬を同居させると、予期せぬ怪我に繋がる恐れがあります。

大きいほうのわんちゃんはじゃれてるだけのつもりでも小型犬とは力の差があります。

また、散歩のペースや散歩の回数にも差がついてきます。

複数頭を分けて散歩するとなると、飼い主さんの負担も倍増してしまいます。

4.犬の性別

もし、同犬種でオスとメスを飼うと、子犬が産まれる可能性も出てきます。

イレギュラーに備えて避妊手術も検討する必要があります。

また、オス同士の場合は、犬同士の順位付けの過程でケンカになりやすいと言われています。

メス同士の場合も女のケンカが起きやすいとも。。。

先住犬がメスの場合、母性本能があるので、新しく迎えた子犬に対して優しい傾向があるようです。

ちなみにウチはオスが二匹、メスが二匹です。

ウチの場合は、メス→オス→オス→メスの順番でお迎えしました

最終的には先住犬の性格による部分が大きいと思うので、その辺りも踏まえて検討しましょう。

5.犬の年齢

次は、犬同士の年齢差のお話です。

シニア犬と子犬の組み合わせは、運動量に差が出るので、シニア犬のほうが疲れてしまうこともあります。

それに、犬同士の年齢が近いほど仲良くなりやすいです。

1年以内に二匹目をお迎えすると、犬同士が仲良くなりやすく、3歳程度、犬同士が年齢差があると、先住犬が先輩として活躍しやすいと言われます。

ただし、あまり年齢が近すぎると、介護が重なったり、お別れの時期が重なるという悲しいデメリットもあります。

■まとめ

可愛い犬なら何匹でも飼いたいというのが愛犬家です。

多頭飼いは苦労も多いですが、幸せも倍増します。

ですが、犬同士の組み合わせによっては、無理をせずに一匹飼いを続けたほうが飼い主さんにとっても愛犬にとっても幸せを感じるということもあります。

先住犬にストレスがかかるとストレスで吐き気や大腸炎などになることもあります。

多頭飼いをしている知り合いに話を聞いてみたり、他のわんちゃんと積極的に交流させてみたりして、しっかり慎重に検討してみてください。

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