
実は、犬にも人見知りがある【人見知りかどうかがわかる4つのポイントと直し方】
目次
お散歩中、ドッグランに行った時など、他の犬と会うことがありますよね。
ここで、犬の性格が表れます。
犬は元気でフレンドリーだと思っている方も多いと思いますが、犬にも人間と同じように人見知りの子はたくさんいます。
愛犬が人見知りかどうかをチェックする4つのポイントをご紹介します。
1.他の犬が近づいてくると逃げ出す
フレンドリーで社交的な犬は近づいてきて挨拶を始めます。
しかし、人見知りで奥手な犬は他の犬が近づいてくるとヒビって逃げ出してしまいます。
飼い主さんの足元でウロウロしたり、その場から逃げ出そうとして、他の犬に対して挨拶ができません。
そうなると相手の犬も遠慮して、去っていきますので、折角の友達を作るチャンスを逃してしまうことになるのです。
2.目を合わせようとしない
人見知りな犬は、他の犬が近くにいても決して目を合わせようとはしません。
犬同士が目を合わせることには、威嚇する目的の他にも、挨拶の意味もあるのです。
しかし、人見知りな犬は目を合わせないので、相手に敵意が無いことがわかりません。
その犬が立ち去るまでその場でプルプルするしかないのです。
3.ニオイの嗅ぎ合いを嫌がる
犬は他の犬と会った時、挨拶の意味でお互いのニオイを嗅ぎ合います。
鼻と鼻、お尻とお尻を嗅ぎ合ってコミュニケーションを取るのです。
しかし、人見知りの犬は、自分のニオイを嗅がれっぱなしで自分から他の犬のニオイを嗅ごうとしません。
挨拶の仕方がわからなかったり、緊張したりするのでしょう。
4.急に大声で吠える
他の犬と会った時に、緊張や不安で急に大声で吠えたりすることがあります。
これは相手の犬に『それ以上は近づかないで』と伝えているためです。
場合によっては興奮して攻撃的なることも。
トラブルを避けるためにも、愛犬が興奮していたら、他の犬と距離を取り、落ち着かせてあげましょう。

なぜ犬は人見知りするの?
昔々、犬が野生で生活をしていた頃、生まれて3ヶ月程は母犬や兄弟犬と一緒に巣で暮らしますが、その後、巣を出て外の世界で食糧を探します。
そして、最初に外の世界で出会う他の生物は、全て敵だと見なすのです。
このような野生本能によって、犬はそもそも人見知りをする動物なのではないかと言われています。
なので、現代でも、自分の飼い主さんとその家族以外には人見知りをするんですね。
犬の人見知りは克服可能?
犬は散歩をしたり、遊びに連れて行くことで外の世界を知って、社会性を身につけます。
その過程で色々な人や犬と知り合い、人見知りは自然と収まることがあります。
最初は他の犬に対して不安や敵対心があったりしても、だんだん慣れてきて他の犬とも遊ぶようになるかもしれません。
しかし、元々生まれ持った性格自体が奥手な子は中々人見知りが直りません。
ですが、無理に性格を矯正せずとも、飼い主さんやその家族が愛犬に深い愛情を持って接してあげれば、犬は寂しくありません。
つまり、『人見知りを直さない』という選択肢もあるのだと思います。