
考えられませんが、愛犬が体調を崩した時、『家にある薬を飲ませてもいいのかな?』と考える飼い主さんが少なからずいるようです。
考えたらわかりそうなものですが、もちろんNGです!
犬が人間の薬を飲むと、命を落とす危険がありますので、絶対に止めてください。
犬に人間の薬をあげたら?→『危険なので絶対ダメ!』
目次
人間用の薬には犬にとって毒になるものが入っています
愛犬の体調が悪い時、『人間用の薬を砕いて飲ませてもいいかな?』と考える飼い主さんがいるようです。
しかし、犬に人間用の薬を飲ませると中毒を引き起こす可能性が非常に高いからです。
薬は『身体と症状に合ったものを用法容量を守って飲む』ものです。
必ず動物病院で獣医さんの診察に従って、処方された薬を飲ませてください。
実際にあった話
人間の薬を飲むと犬にどのような影響を与えるかをネットで調べると、
『人間の薬を1錠与えただけで愛犬が死んでしまった』
『愛犬にくしゃみ止めを飲ませたら翌日、大量の吐血をした後死んでしまった』
などと、信じられない話が書いてありました。
人間の薬の中でも、風邪薬、頭痛薬などは特に、犬の体に悪影響を及ぼしやすく、小型犬だと、1錠以下の量でも命を失うような危険な状態になるようです。
もし、愛犬が飼い主さんのお薬を誤飲してしまった場合は、早急に動物病院に連れて行ってください。
誤飲を防ぐ
やはり、一般的に人間用の薬を愛犬に飲ませるという飼い主さんは少数派だと思いますが、注意不足で愛犬が人間用の薬を誤飲してしまう可能性は充分にあります。
犬がタバコを食べてしまうとどうなる?→「最悪の場合、死に至ります!」でも書きましたが、犬が危険なモノを誤飲しないためには、犬の生活スペースに人間の薬を置かないことが確実です。また、愛犬が噛んでも絶対に壊れないような頑丈な箱に人間の薬を入れることも効果的です。
丈夫な薬箱に入れて、棚にしまっておくのが一番確実ですね。
人間の薬と犬の薬の互換性
人間の薬は犬にとって危険なものであるということはわかって頂いたと思いますが、実は逆の話もあります。
意外ですが、動物病院で処方される薬の約8割ほどは人間の薬を使っているそうです。
おそらく、まだ犬用の薬が開発されていない場合など、仕方なく人間の薬を代用しているケースがあるのでしょう。
もちろん、人間の薬を使って治療ができるのは、専門的な医学の知識や経験がある獣医さんだからこそです。
専門的な知識がない人は、これまでのお話通り、独断で人間の薬を飲ませることはやめましょう。
まとめ
人間の薬は犬にとって危険なものです。
ネットに書いてある情報を鵜呑みにせず、専門家である獣医さんの指示に従うようにしましょう。
- 知識が無い状態で薬を飲ませない
- ネットの情報を鵜呑みにしない
- 頑丈な薬箱で保管する
- 犬の生活スペースに薬を置かない
- 愛犬の体調が悪かったら動物病院に連れて行く
これを守れば、愛犬が危険な目に合うことはないと思います。